ボケかけたジジイの可愛さをウリにしたい『ラッキー』と抗うジジイ

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いやー。夜通し遊んで『ハンソロ』を観てブチ上がったまま『ラッキー』観に行ったら5分で寝ました。笑 ハリー・ディーン・スタントンが歩いているところまでは覚えているのですが、そこからの記憶はあやふやで、ところどころ思い出して書こうと思ったんですけど、もう何が何だか。



ハリー・ディーン・スタントン演じるラッキーはカウボーイ天使みたいなお茶目な顔で幼児退行を存分に楽しんでいるイーストウッドよりお茶目なジジイ。ボケかけたジジイの可愛さをウリにしているんですが、それに抗うハリー・ディーン・スタントンの目がいいんですよねえ。ラッキーの由来とかが口を滑らせたように出てくるのも笑えますし、台詞が一々ユーモラスで、オチとか最高でした(バーのシーンは半分以上寝ていたがオチだけ奇跡的に確認。笑)。


ポスターのシーンは意外とケツが透けてないので残念でした。笑 ポスターは透ける加工をしてやがった。もっとそういうのは『トリガール!』とか別の映画でやってほしいんですけどね。ジジイのケツ透かしたって喜ぶのは俺くらいしかいないですから。


エンディングも含めて死が分かっていたであろうハリー・ディーン・スタントン賛歌となっています。そこに感動するか、退屈ととるかで面白さは変わってくると思います。俺は退屈でした。笑 歳を取ったら観たい映画ですね。台詞の良さもわかるようになるのでしょう(寝てたから分からなかっただけですが、若いからってことにしといた方がジジイが喜びますもんね)。どうせなら下のポスターみたいな顔つきで『グラン・トリノ』して欲しかったんですけどね。笑

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