『合葬』英詞に導かれる武士の貞操


Tumblr上の日記『オン・ザ・忘れるなよ』から2018年6月10日を。



『合葬』
幕末武士の青春モノに弱い俺は、この映画に人を斬るシーンがほぼないこと(有ってもそれは木刀での稽古や喧嘩)に驚き、しかしそれは白虎隊など散ってゆく隊士を題材にする際にありがちな、幕末武士の内面や友情を描くため、後々の自害の無駄死に感を出すため(これは現代で特攻隊美化など言われないためでもある)あえて殺生を抑えているとも言えることとか全てをブチ抜いて、ただただ、あんたらも最期だからと渡されたお金でみんなで行った遊廓を出たとこ、白んだ空、冷たい空気を吸い、みんなでどんな女と寝たか言い合うあの感じ、流れる音楽!それがまさかの英詞!!!!笑 しかもゼロ年後半のdragon ash風!!!笑!!(実際はASA-CHANG and 巡礼。笑)!!!!これだけで本当に泣ける。素晴らしすぎるって。このシーンだけ何度も観たし、ここだけを毎日観るためにアマゾンプライムに入る価値はある(注:2018年6月当時)。

ちなみに仲間が順番に死んでいくことで快感を得る創作物はヤクザモノや刑事モノに多いが、1番気持ち良いのは侍モノで、1番気持ち悪いのは戦争モノである。というのにも関わらず気持ち悪いほど創作物の絶対数が増えているのは後者である。これに関してはノーコメントでいきましょうか。笑 まあ、言わんとしていることは分かってくれるはず。

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